CAD を SaaS にする意義
SaaS (Software as a Service) 型 CAD は、設計 CAD ソフトウェアをライセンス形式で導入して管理するモデルの一種です。アクセスのしやすさ、拡張性、コラボレーション、セキュリティが向上します。多くの場合、SaaS は既存のソフトウェアの性能や機能を強化します。
顧客関係管理 (CRM) や人材管理 (HRM) のようなオフィス内情報伝達ソフトウェアにはすでに SaaS モデルが導入されていますが、SaaS 型 CAD は今まさに転換期を迎えており、今後数年で広く普及すると予想されます。PTC ではお客様がいつでも SaaS を導入し、クラウド型の CAD および PLM ソリューションに移行できるよう、万全の体制で支援します。
Creo+ のご紹介
Creo+ は Creo の能力と実証済みの高度な機能を統合した、SaaS 対応のソリューションです。クラウド型の新たなツールでコラボレーションの強化、アクセス性の向上、ライセンス管理の簡素化を実現します。Creo 10 のすべての機能に加え、Creo+ に含まれるコラボレーションツールでは、複数のチームメンバーがリアルタイムで部品設計を確認、検討、編集できます。
Creo+ では、CAD 管理者がクラウド型のデスクトップツールを通じてライセンス管理、導入、テレメトリサービスを利用できます。オンプレミス版の Creo と互換性があり、エンジニアの同僚やサプライヤーとより良い関係を構築できます。Creo の実証済みの高度な技術にクラウド型のコラボレーションツールとライセンス管理ツールを統合した Creo+ で、両者のメリットをご活用ください。
Creo+ の機能
リアルタイムのコラボレーション
Creo+ のクラウド型のコラボレーションツールなら、企業内外の複数のメンバーが、アセンブリ設計の確認、検討、編集をリアルタイムかつ同時に実行できます。変更内容はすべてのユーザー間に自動で同期されるため、全員が確実に最新の設計で作業できます。このコラボレーションが製品設計のライフサイクル全体で、コミュニケーションの向上とイノベーションを促進します。
CAD 管理の簡素化
PTC の制御センターを通じて、ライセンス管理、構成管理、導入にかかる時間と労力を削減できます。必要なライセンスを規模に応じたグループやユーザーに効率よく提供します。Creo+ は常に最新の状態にあり、ソフトウェアの自動アップデートにより、すべてのユーザーが確実に、同じバージョンで最新の機能を利用できます。 PTC の制御センターは、ソフトウェアの利用状況をより把握しやすくするために、豊富で一元的な遠隔測定サービスも提供します。
Creo のすべてのメリット
学習しやすい Creo+ は、モデルベースのアプローチにより、製品設計の初期段階から製造以降のプロセスまでをシームレスに結びつけます。ジェネレーティブデザイン、リアルタイムシミュレーション、先進的な製造技術、産業 IoT、拡張現実 (AR) などの革新的な技術を備えた Creo+ が、繰り返し作業の迅速化、コスト削減、製品の品質向上を支援します。