Windchill PLM ソフトウェア

製造業では、リアルタイムの情報共有、動的なデータの視覚化、コラボレーション機能が、これまでにないレベルで求められるようになっています。複数部門にまたがる地理的に分散したチームのための簡単で安全なデータアクセス、品質を重視したプロセス、データ主体の製造アプローチといった特長を備えた Windchill なら、製品開発の手法を進化させることができます。

Windchill はオープンアーキテクチャーを採用しているため、SAP ERP をはじめとするエンタープライズシステムと簡単に統合して、製品主導デジタルスレッドの強固な基盤を構築できます。PTC の PLM ソリューションは、すぐに使える包括的な機能に加え、高度な構成が可能な役割ベースとタスクベースのアプリケーションを提供します。また、通常は PLM を使用しない（専門スタッフ以外の）担当者も、追跡可能な製品データにセルフサービスでアクセスできます。その際、過度なカスタマイズや複雑な設定は不要です。

人工知能 (AI) の可能性を最大限に引き出すには、製品データの収集、整理、関連付けを単一のシステムで行う必要があります。Windchill は、製品ライフサイクルデータと、そのデータを分析して伝達するプロセスのデジタル基盤を提供し、AI ベースのインサイトと自動化のための信頼できるソースの構築を支援します。このデジタル基盤と最新の AI を組み合わせることで、製造企業は以下を実現できます。

• 意思決定の向上: 過去のデータとリアルタイムデータを分析することで、情報に基づいて意思決定を行い、より正確に結果を予測できます。
• 定型作業の自動化: 繰り返し行うプロセスを自動化することで、手作業を減らし、エラーを最小限に抑えます。
• 製品開発の最適化: 設計の改善点と再利用の機会を特定し、リソースの割り当てを最適化します。
• イノベーションの促進: 隠れた機会を発見し、製品イノベーションを促進できます。

デジタルスレッドの機能を活用し、企業全体でシームレスな情報の流れを実現できます。

• 相互運用性: Windchill Workgroup Manager により、下位互換性に加え、ある程度の上位互換性がサポートされるようになりました。これにより、アップグレード体験が大幅に向上します。
• 視覚化: 3D ビジュアリゼーションのパフォーマンスと拡張性が向上し、きわめて大規模かつ複雑な製品構造に対応できるようになりました。QuickView を使用すると、非常に複雑なモデルを視覚化できるため、意思決定とコラボレーションが大幅に迅速化されます。
• Siemens NX の動的な配置のサポート: Windchill 13 では、Siemens NX のロケータパブリッシングと動的配置のサポートが追加されました。設計者は、コンポーネントの相対的な配置を PLM 環境で定義できます。すべての構成を CAD で作成する必要がないため、時間を節約できます。さらに、企業内のすべての関係者が構成に簡単にアクセスできるため、正確なコラボレーションが可能になります。
• 承認申請プロセスの自動化: Windchill 13 では、承認申請プロセスを合理化および簡素化するリビジョン管理など、さまざまな面でオブジェクトが機能強化されています。Windchill 13 では、医療機器個体 ID (UDI) のサポートが強化され、REST フレームワークの活用もサポートされています。 
• XBOM と工程計画: お客様は、Windchill 13 で強化されたさまざまな機能を利用して、設計部門と製造部門間の情報の流れを視覚化、同期、拡張できます。Windchill 13 で強化された機能には、非常に大規模な構造の高性能な視覚化、新しい自動 BOM（部品表）変換機能、標準的な制御特性の向上などがあります。